恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
美影は少しだけ頬を赤らめて不機嫌そうな顔をしている。


「花火を見たときに告白までしやがって、ぬけがけすんじゃねぇよ!」


そう言って、美影は白堵の頭をグーでたたいた。


痛がっている白堵はかわいそうだけど、でも……美影、あたしのことが好きなの……?


そう思うと、あたしの心臓はドクドクと音をならす。


どうしよう。


ちょっと……いや、すごく、嬉しいかもしれない。


頬が徐々に赤くなっているのが、体温で自分でもわかった。


「ちょっと待てよ。ここにいる4人は全員月奈のことが好きだ。ぬけがけが許されないのであれば、それはお前もだ。美影」

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