恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
でも、ずっとずっと、思っている人がいる。


好きな人は?


と聞かれて思い浮かぶのは、やっぱりその人のことで……。


「気になる人がいるみたいだな」


敏感にそう言ったのは菜戯だった。


あたしは小さくうなづく。


「マジかよ……」


汰緒は本当にショックを受けたようで、加えていたタバコをその場に落としてしまった。


でも、ちょっと待って?


こんな短期間であたしのことを好きになるなんて、なんだか変じゃない?
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