恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「俺は諦めない。北の妖精のことも、月奈のことも。絶対に諦めない」


そう言いきる美影に、シンと静まり返る事務所内。


どうやら、美影の言葉はみんなにちゃんと届いたみたいだ。


「そこまで言うなら、仕方ないな。美影に付き合ってやろうか、汰緒?」


「あぁ。そうだな。それで俺たちも人間になれるなら、願ったりかなったりだ」


菜戯と汰緒は目を見かわせて、うなづきあう。


「ぼ、僕も! 僕ももちろん、美影の味方だからっ!!」


慌てて白堵はそう言い、4人の決意は固まった。
< 188 / 428 >

この作品をシェア

pagetop