恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「あれはっ! B級ホラーだから逆要素のほうが強くてっ!」


「あぁ、だから借りようとしてたんだ? なんか、申しわけないことしちゃったかな?」


「そ、そんなことないです!」


おかげで秋生さんの可愛い表情も見られたし、文句なんてこれっぽちもないよ!!


「それなら、いいんだけどさ……」


そんなやりとりをしていると、再び画面上にあの女幽霊がドーンっと現れて、反射的にキュッと目を閉じる。


ううっ……。


やっぱり、怖いかも……。


ドキドキと胸に手をあてていると、横からスッと秋生さんの手が伸びてきてあたしの頭をポンポンとなでた。


えっ!?


いつの間に隣にきてたの!?
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