恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
あたしの隣でキャベツを千切りにし始める陽菜ちゃん。


「今日、早退しちゃった」


「だと思った」


「わかってたの?」


「お風呂のお湯がちょっと冷めてたからね」


陽菜ちゃんの言葉に、あたしは無言になってしまった。


やっぱり、陽菜ちゃんには隠し事はできないみたいだ。
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