恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
階段を下りて、買い物袋をキッチンへ運びながら言う。


「あら、買い物ならしてきたわよ?」


「晩ご飯のおかずじゃなくて……」


「お菓子も、買ったわよ?」


袋の中から、ポイポイと買ったものを取り出す。


あぁ……。


これは逃げられそうにないな。


そう察したあたしは、とりあえずキッチンに立つことにしたのだった。
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