恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「どうしよう和心、あたし緊張しているかも」


「初めてのデートだもん。緊張して当然でしょ?」


それは、そうだけれど……。


「こういう場合、どうしたらいいの?」


その質問に、和心は「う~ん」と、首をひねる。


「とりあえず、今日のうちにできる限りの準備をしておくこと、かな?」


「準備?」


「そう。服とかバッグとか。当日の朝準備してたら、絶対に間に合わなくなるから」


「そ、そうなんだ?」
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