恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
今日は陽菜ちゃんもお休みだし、相談しても大丈夫だよね?


あたしはカードを片手にドアを開けた。


「どうしたの?」


「あの……これ、見て!」


陽菜ちゃんの目の前にカードを差し出すと、陽菜ちゃんは受け取らないまま、その文面を読んでいた。


「これ、誰からのカード?」


「【妖精の住む街】っていう童話作家さんからの手紙。あたしからファンレターを出したの」
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