恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
☆☆☆

翌日、あたしは元気がないままコンビニに出勤していた。


こんな時こそ、代理のバイトさんがいてくれればいいのにと思う。


あまりやる気も出ないままにレジに立っていると、見慣れた顔のお客さんが入ってきた。


「秋ちゃん……」


秋生さんの妹だ。


珍しく、今日は1人で買い物に来ている。


秋ちゃんはあたしに気が付くと、ニッコリと笑ってかけよってきた。


「月奈さんこんにちは」


「こ、こんにちは」
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