恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
☆☆☆

休憩時間を終えてレジへ戻ると、1レジの上に美影が寝ころんで昼寝をしていた。


その寝姿が可愛くて、あたしは美影のお腹をツンツンと指先でつついてみた。


美影は少し寝がえりをうち、そしてまた寝息を立て始めた。


「おーい。起きなよぉ」


小声でそう言って、また美影をつつく。


すると、美影がうっすらと目をあけた。


「おはよ、美影」


「……なんだ月奈かよ」


寝ぼけた声でそう言い、再び目を閉じてしまう美影。
< 330 / 428 >

この作品をシェア

pagetop