恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
その言葉に、他の3人も視線をこちらへむける。


みんな、花火がかなりお気に入りになったみたいだ。


でも、今日は平日だから花火大会をしているところがない。


キラキラと輝く期待の満ちた瞳を受け止めながら、あたしはどうしようかと考えた。


「そうだなぁ……家庭用の花火なら、できるかな」


庭付き一軒家だから、隣に迷惑のかからないような花火なら、できると思った。


「家庭用花火?」


白堵が首をかしげる。
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