恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
小さな体からは想像もつかないくらい大きな声がでているのに、店内のあたし以外は誰も反応を見せない。
やっぱり、この子の声も姿も、あたしにしか見えていないらしい。
「ありがとうございました」
「あっしたぁ! ハゲ親父!」
白堵が調子に乗ってそんなことを言うものだから、思わず「ブッ」と噴き出してしまうあたし。
それを見たお客さんが怪訝そうな顔をしてこちらを見つめてきた。
やっぱり、この子の声も姿も、あたしにしか見えていないらしい。
「ありがとうございました」
「あっしたぁ! ハゲ親父!」
白堵が調子に乗ってそんなことを言うものだから、思わず「ブッ」と噴き出してしまうあたし。
それを見たお客さんが怪訝そうな顔をしてこちらを見つめてきた。