恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
ダメで元々。


それをよく理解したうえでの、決断だと感じた。


「……わかった」


あたしは、頷いた。


いつも元気をくれる妖精たちの力になりたいとも、思ったから。


「ありがとう、月奈。さすが、俺の女だな」


「だから、いつ誰が美影の女になったのよ」


あたしは、呆れてため息をついたのだった。
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