恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
☆☆☆

そして、妖精たちと『北の魔女』探しは翌日から始まった。


バイトに行こうとしていたあたしの前に、妖精たちは立ちはだかる。


全員で横一列に並び、腕を広げてゆく手を阻む。


っていっても、すぐにまたいで行けれるくらいなんだけれど。


それでも、あたしは立ち止まって4人を見つめた。


「今日から、魔女探しをしたいの?」


そう聞くと、4人は同時に頷いた。


「そっかぁ……でも、バイトがなぁ……」
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