恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
あたしは立ち止まったまま、妖精たちの言葉に耳を傾ける。


「月奈、野宿はできるか?」


美影の言葉に、あたしは目を丸くする。


「の、野宿!?」


「近くに安全そうな場所があれば、そこで我慢してくれないか?」


そ、そんな事言われても……。


昼間は人の多い場所でも、夜になると物悲しくなる。


それに、あたし外で寝たことなんてないよ!


オロオロしていると、携帯電話がなりはじめた。
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