恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「なに?」


「今日、ここで野宿しようぜ」


どうやら、妖精たちは好き勝手に走り回れる公園を気に入ってしまったようだ。


もう太陽はずいぶん沈んで暗くなってしまったし、今から寝床を探しても見つかる気がしない。


「仕方ないから、ここでいっか」


そう答え、公園の端にある土管へ移動しようと腰をあげる。


と、その時だった。


コツンッと音がして、さっきまであたしが座っていたベンチにグリーンの石が落ちてきた。
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