恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「悪いな。俺たちのわがままを聞いてもらって」


「なによ。美影がそんなこと言うなんて、なんかくすぐったいけど」


そう言うと、美影は「ふんっ」と、鼻をならした。


「まぁ、こんな経験できるのも珍しいし、無事に朝を迎えられたし、いっかな?」


美影にそう言いながら、あたしは公園に設置されている水飲み場へ向かった。


お風呂にも入れなかったから、体がべたべたして気持ち悪い。


水道で顔を洗うと、それだけでかなりスッキリした。
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