恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「ん~……これが最後の記事かぁ」


半分諦めた状態で、最後のページを開く。


するとそこには【北の魔女について】という文字が書かれていた。


いきなり飛び込んできた文字に、あたしは「あっ」と、小さく声をあげた。


「月奈! これだ、これ!!」


美影が興奮したように言う。


「う、うん。わかってる」


まさか、本当にこのうわさの記事が出てくるなんて思ってもいなかった。
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