恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「大丈夫よ」


あたしは、そんな白堵へ向けて言った。


「今日が無理でも、また探せばいいでしょ? 一旦戻って、みんなのパワーが充電できた後に、ね?」


「月奈ちゃん、また野宿することになっちゃうかもしれないよ?」


そう言われて、あたしは一瞬言葉に詰まった。


でもまぁ、それも悪くないかもしれない。


美影たちと一緒なら、どうにかなるような気がするんだ。


「大丈夫だよ。とことん付き合う」
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