恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
老婆は、昔を懐かしむような表情でそう語ってくれた。


じゃぁ、やっぱりあの動物たちはあたしを助けてくれていたんだ。


それに、人間になれるという噂も、本物。


「あ、あの。その魔女はどこにいるか知りませんか? あたしたち、宝石は持っているのに、魔女を見つけることができないんです!」


そう言うと、老婆は目をパチクリさせて「魔女とは、その敷地内にいる一番古い妖精の事を指している」と、言った。


「敷地内……?」


って、美影たちのいる場所の敷地内って、ここ……だよね。
< 412 / 428 >

この作品をシェア

pagetop