恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「み……んな?」


震える声でそう言うと、4人が恐る恐る目をあけた。


そして、自分の体を見下ろし、唖然としている。


「俺たち、人間に……なれた……」


両手を見下ろして、美影が言う。


その声は、妖精のころよりもワントーン低くなっていて、男らしさが備わっていた。


「……すごい。すごいよ、みんな! 本当に、人間になってる!」
< 419 / 428 >

この作品をシェア

pagetop