恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
白堵がキスをした薬指には小さな赤いあとが残っていて、それがキスマークだと気づくのに、少しだけ時間がかかった。


「……現実だね、きっと」


「『きっと』じゃない『絶対』」


白堵はそう言いなおし、にっこりとほほ笑んだのだった。
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