恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
なに、これ。


夢?


そう思って目をこすってみるけれど、その現実はかわらなかった。


レジの使われていないお札入れのスペースにちょこんと座っている男が、そこにいたんだ。


男の体は小指くらいで、眩しそうに目を細めている。


えっと……。


これは、一体なに?


どうすればいいかわからずに、思わず周囲を見回す。
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