恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「お前、ここ最近休みねぇな」


美影に言われて、あたしは「そうなんだよねぇ」と、眉間にシワをよせた。


実は今日も代理出勤だったりするんだ。


あたしが休みたいときに代理をしてくれる人はいないのに、都合よく使われているあたし。


シュンとして落ち込んでいると、美影があたしの足首をさすった。


「無理、すんなよ」


「え?」


「頭は遠くて届かねぇから、足首で我慢しろ」


そう言って少し頬をそめる美影。
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