恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
え、えーと……。


机の上の2人と、床の2人を交互に見つめて固まってしまうあたし。


一体、これはどうすればいいんだろう?


美影と白堵だけで十分ビックリしていたのに、更に2人増えてしまった。


と、とりあえず、美影たちは外へ出てみたいって言ってたよね?


それで、仲間も一緒がいいって。


「汰緒、菜戯、はじめまして……で、いいのかな? あたしは月奈。って、知っているよね……。その、えっと……美影たちから聞いたんだけど、外に出たいの?」


あたしの問いに、汰緒と菜戯は一瞬目を丸くして、そして2人同時に頷いた。


その様子に、ほっとするあたし。
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