恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「ベッドに座らせろ」


「へ?」


「お前のベッドだよ。その、花柄の趣味が悪いやつ」


そう言い、美影はあたしのベッドを指差した。


趣味が悪くって悪かったわね!!


っていうか、女の子の部屋は花柄とか、フリルとか、少しくらい置いていたって普通ですぅ!!


と、ブツブツ文句を言いながらも、あたしは手のひらに美影を乗せてベッドへと下ろした。


すると美影はすぐにベッドの上で飛び跳ねて、その感触を確かめはじめた。
< 74 / 428 >

この作品をシェア

pagetop