恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
ドキドキとうるさい心臓をごまかすように、視線をうろうろさせる。


「うるさい。ここは月奈と俺だけの場所だ」


「そんな……」


そんなことを言われると、ポッと頬に熱を帯びてしまう。


「このふかふか感、たまんねぇ。天気のいい日はしっかり干せよ? このベッドには誰にも、寝させねぇ」


そう言いながら横になり、目を閉じる美影。


はぁ!?


なによそれ。

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