恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
☆☆☆

そして、部屋に戻ったあたしは4人の妖精たちに今から花火を見に行くと伝えた。


「花火って、人間が作った火の花!?真っ先に反応したのは白堵。


お気に入りになったクッションの上から、キラキラした瞳をなげかけてくる。


「そうよ。白堵、よく知ってるわね」


「人間の会話は極力聞くようにしているからな。俺も、花火を聞いたことがある。夏にやるイ
ベントだと」


クイッとメガネを直して、菜戯が言う。


「ただのタバコのでかいバージョンだろ」


「汰緒は黙ってろ。月奈。俺たちも連れて行け」

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