恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
うなづくと、なんだかんだ言いながらみんな花火を見たかったのだろう、ワーッと小さな歓声がわいた。


あたしはクローゼットから長方形のカゴのバッグを取り出すと、4人をその中へ入れた。


こっちのほうが、普通のバッグよりも安定感があると思ったから。


「みんな、しっかりつかまっててね?」


そう声をかけてあたしはカゴバッグの蓋を閉めた。
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