恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
ここは格子状の網が貼られているだけなので、5センチの妖精たちも空を見ることができる。


「ねぇ、月奈」


「なに? 陽菜ちゃん」


「疲れ、取れた?」


「え?」


「昨日言ってたじゃない。妖精が見えるって」


陽菜ちゃんの言葉に、あたしは「あぁ~……」と、つぶやいて、チラッと美影たちの方を見た。


『妖精』という言葉を聞いて、4人がこちらへ注目している。
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