恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「もしかしたら、陽菜ちゃんの言うとおりかも……」


「疲れのせいじゃなくて、本当に妖精がいるってこと?」


「うん……」


小さく頷いたとき、夜空に大きな花火が上がった。


ドーンッ!という爆発音に、妖精4人は驚いたように目を見開き、そしてキラキラ輝く火の花に「おぉぉぉーっ!!」と、拍手を送っていた。


赤や青の花火を見ながら、陽菜ちゃんが「いいなぁ」と、つぶやいた。


「え?」


「妖精が見えるなんて、素敵」
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