恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
すると、その視界の中に白堵が入ってきた。


地面をチョコチョコと動き回る白堵に、思わず噴き出しそうになる。


あたしはその場にしゃがみこんで、小声で白堵に話しかけた。


「ねぇ、なにしてるの?」


「火が落ちてこないかと思って、落ち着かないんだ」


そう答え、花火の音がするたびにピョンッと飛び跳ねて驚く白堵。


なんだか、すごく可愛いんだけど。
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