恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
キョトンとする白堵。


「すごいね、人間って。火をあんなに綺麗に魅せちゃうんだから」


「そうだね。あたしも、すごいと思う」


「僕さ、あんまり人間って好きじゃなかったんだ」


「え?」


あたしは、横目で白堵を見る。


「だって、何度でも作って、何度でも捨てるだろ?


同じものをずっと使おうとしない。それが原因で、僕たちの仲間は沢山消えてしまったんだ」

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