鳥籠の死神
ある日の事。



魔術師が会いにやって来たのです。めったに部屋から出てこない魔術師の訪問に騎士は驚きました。



「すまないが、死神に話があるから席を外してくれぬか」

「しかし……」

「ほんの少しの間だけだ。心配いらぬ」

「……はい」



立場上魔術師の方が偉いため、引き下がるしかありませんでした。



騎士が出ていった後、死神が静かに口を開きます。



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