Salty blood
終わりの一夜
『今日も綺麗だ…。』
病院の屋上で1人、呟きながら空を仰ぐ。
満天の星空…にはほど遠いけど、月ない、星だけがまばらに瞬く空。
彼女を初めて見たのもこんな星空の夜だった気がする…。
ふと、そう思いながら呟いた。
『君に、会いたい…。』
『…誰に…?』
一瞬の間…
囁くような…透けるような声が聞こえた。
…彼女だ。
僕はきょろきょろと辺りを見回した。
けど、何処にも彼女の姿は見当たらない。
病院の屋上で1人、呟きながら空を仰ぐ。
満天の星空…にはほど遠いけど、月ない、星だけがまばらに瞬く空。
彼女を初めて見たのもこんな星空の夜だった気がする…。
ふと、そう思いながら呟いた。
『君に、会いたい…。』
『…誰に…?』
一瞬の間…
囁くような…透けるような声が聞こえた。
…彼女だ。
僕はきょろきょろと辺りを見回した。
けど、何処にも彼女の姿は見当たらない。