君のおとを
第一章~別れのおと~

中学3年の春
卒業式を間近に控えていた。

あたしは元カレの侑太と別れた。
原因は侑太の二股だった。

あたしは知ってたけど知らないふりをしていた。


1人になりたくなかったから。



別れをきりだしたのはあたしだった。

「侑太。ごめん。別れよ。」

『わかった。ごめんな。』



侑太の気持ちもかるいなって思った。
涙は出なかった。
逆にスッキリした。


それからは中学校生活を最高に楽しんだ。
気持ちも重くない。
毎日がすごく楽しかった。

これ以上の幸せと楽しい気持ちを超えるものは無いと思えたぐらいだった。



卒業式を無事に終えて
仲の良い友達と公園にいった。
懐かしいものがいっぱいあって写真をたくさん撮った。

その友達とは高校が違う。
だから泣きながらいろんな思い出を語った。


泣きながら高校生活が楽しみだなとも思っていた。



ありがと
だいすき

そういって友達と別れた。

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