初恋説明書
『それよりなんであんなに急いでたの?もしかして用事あった…?』




申し訳なさそうな顔で私の顔を覗く彼




『あ…いや用事はないです、ただなんか後ろからつけられてる気がして…』



冗談っぽく笑ってそういってみた


だが彼は




『そっか…怖かったね?なんなら送って行こうか…?』




『いや…でも!』


なにか用事があったら迷惑だ
そう思った。


『あー…大丈夫だよ?用事はないからさ!』


ばれてた…。



結局送ってもらうことになった。
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