君とセカイとちいさな花と



まずは君に言わなければならない。


ありがとう。


ボクは君を失ってから、何度も壊れそうになったり、叶いもしないことを夢見たり、ちょっとかっこつけてみたり、セカイについて考えてみたり、ヒトというものを分析してみたり、君への想いをなぞってみたり、時には足もとのちいさな花に目を奪われたり。

心が不安定になった状態で、いろんなことがごっちゃになって、ボクがボクじゃないみたいだった。


でも、この好きって気持ちとか、どきどきとか、それゆえの哀しさとか、傷とか、全部、全部君がボクにくれたものなんだよ。


< 63 / 73 >

この作品をシェア

pagetop