RI-A-RU. 《初恋》


【大悟side 】


ある日、俺が通っている習字教室にやって来たアイツ…


少人数の教室だったから(ーといっても、大悟と海翔、アイツだけ)自然と俺達はいつも一緒にいることになった。


小3の時の出来事だが今でもはっきりと覚えている…。。


それまでの俺は嫌々教室に行っていたのだが、アイツが来てから通うのが楽しみになった。


でもそんな幸せな日々が続かなかった。
アイツはたった一年でいなくなったんだ。


アイツがいなくなってからの教室は前以上に楽しくなぃ、つまらなぃ…


この気持ちの正体を俺はまだ、知らなかったんだ。幼い…初恋だったんだ…。


アイツ===北瀬瑠……


【大悟side end 】
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