俺様社長の言いなりです
しばらくするとシャワールームからザアーというお湯の流れる音がしてきた。



その音に柄にもなくドキドキと胸が鳴ってしまう。



__妙な気分になってきたじゃない。



別に変なことを想像したりするわけではない。



ただ、今はホテルの一室に男性と二人きり。



相手が社長であろうと、誰であろうと、このシュチュエーションに緊張するのは当たり前なことなのではないのだろうか。



さすがの私でもサンドイッチなんか食べる気分になれなくて、ソファーで一人ボーッとしていると社長がシャワールームから出てきた。



「社……長……」
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