俺様社長の言いなりです
シャワールームから出てバスローブを着てベットルームまで行くと、社長は脇目も振らずパソコンをカタカタと打っていた。



「何しているんですか? 」



「ああ、上がったのか。……仕事だ」



私がシャワーを浴びてきたのをちらり見て確認すると、パソコンへ向き直った。



「せっかくホテルに来たのに仕事するんですか? 」



と問いかけてみるも、



「……」



虚しく、返事は返ってこない。



「社長ー」



聞こえていないのかと大声で呼ぶも、



「……」



またもや無視。



「もお! 」



完全に怒った私はいそいそと社長に忍び寄る。
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