俺様社長の言いなりです
第四章 過去の記憶とトラウマ
第四章/過去の記憶と、トラウマ
ジリリリリというけたたましい目覚ましの音で目覚めたある朝。
ベットの傍に置いてある携帯に手を伸ばし時間を見ると、まだ午前六時。
__折角の休みなのに、昨日間違えて目覚ましを掛けちゃったわ。
仕方なしにベットから起き上がり背伸びをすると運動不足のせいか背中がつってしまった。
とまあ目覚めは最悪で、どうせ休みなのなら、もう少しだけ寝ようとタオルケットを掛け直した。
そして二度寝をする人々の合言葉、
「もうちょっとだけ」
を呟いて目を閉じたと同時に、部屋のドアが開く音がした。