hosi
「ねぇねぇ!あんた何処中?あたしすぐそこ!まぢ近いんだよ!アハハハ」


と一人でペチャクチャ喋っているのは秋本結衣。
どこからどう見てもギャルで、悩みなんか無さそうなくらい元気。


「あたし?○×中だよ。」


「まぢで?!うちの親その辺にすんでるー。」


「家近いじゃん!」


「いや・・・親とは住んでないよ。」


「どうして?」


すると彼女は一瞬美紗から目をそむけ、また無理に笑った。


「うちの親・・・男ころころ変えてるから・・・居にくいし
うざったいんだよね・・・」


どうしよう・・・。空気重たくしちゃった・・・。


「ご・・・ごめん」


「なんで誤るの?!いいのいいの♪あたし幸せ者だから♪」


「なんで・・・?」


彼女はニコっと笑顔をみせると同時に
手帳を差し出した。


「ん???」


「コレだよコレ!」


ページをめくると彼女のプリクラが貼ってあった。


「コレ彼氏?」


「うん!この人と住んでるんだ!」


え・・・・!この歳で同棲?
あたしには考えられないや。


「すごいね。はやいじゃん」




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