hosi
こんなに早く打ち解け、遊びにいけるなんて、
あたしみたいな無愛想な奴がこんな歓迎されるんだ。


楽しみだけどもう一つ楽しみがある。
``ツレ,,
いや;男目当てで家いくなんて失礼じゃん!
忘れよ!


「美紗ちゃぁーん!いくよ!」


結衣は小さい体でピョンピョン跳ねて
あたしを呼んだ。


結衣の家は自転車で5分と本当に近かった。


古い・・・。かなりボロボロ。


「おじゃまします・・・。」


入ると、古びたアパートとは逆に
部屋の中は綺麗に片付けられていた。


「いらっしゃい。」


歓迎してくれたのは結衣の彼氏の東貴裕。
背が高く、身だしなみもちゃんとしている。
結衣にピッタリの彼氏だ。


「はじめまして。あがって」


――ガチャ。   ドンッ


「いって!!!!」


扉をあけると誰かの声がした。


「まぢいたかってんけど!」


眉間にシワをよせてどなりちらしてきた。



どうやらいきなりあけた扉がぶつかったそうだ。


だからってそこまでキレなくても・・・


「悪いな~。」


貴裕さんが素直に謝った。が


彼は無視しトイレへいってしまった。


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