hosi
あれでいい奴?ありえない!
完全に自己中じゃん。


美紗は不機嫌になりながらも
愛想よくした。


「そういえば美紗彼氏いるの?」


突然結衣がたずねてきた。


「今はフリ~。さみしいよね。」


「意外!いると思ってた!」


目をまんまるくさせて驚いている。
そんな驚く事じゃないでしょ・・・。
妥当だよ。


「さがしてるのよ♪」


「ほぉー。レイとかどう?」


「だれ?」


「あれだよあれ」


結衣が指した方をみると
さっきどなっていた彼だった。


「いや・・・態度的に・・・」


「そっか!残念だねぇー。レイ」


「あ・・・?興味ない。貴裕ーゲームしようぜ。」


「はいはい・・・」


完全にスルー。どこがいいのさ?


それから結衣と何時間も喋った。
もう遅い。


「終電なくなっちゃうね。」


「急いで帰るわ。」


「送ろうか?」


「いいよ!おじゃましました♪」


歩いて間に合わなさそう。


走らなきゃ。
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