欠片になった彼と、彼女の記憶



「そっか~!桃ちゃん久しぶりだな~」



「それで、桃ちゃんは夢乃ちゃんにべったりなんだから泊まりに来る日もあなたの部屋で寝ると思うの。

今のうちにちゃんと片付けておきなさいって言っておこうと思って」



「確かにちょっと汚いかも…

うん。片付けておくよ」



私は母の話に納得しながらうなずいた。


桃ちゃんと会うの楽しみだな~♪


そんなことを考えながら、私は部屋の掃除に取り掛かったのだった。






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