欠片になった彼と、彼女の記憶




何で会いたくないときに限ってこんな時間もたたず会っちゃうんだろ…



「おい、夢乃」



考え込んでいると優弥が近くに寄ってきて腕をひっぱる。



「な、なに?!」



「公園行くぞ」



桃ちゃんはちゃっかり優弥に肩車されてすごくご機嫌だった。



なんでこんなことに!!


あまりにも突然すぎる出来事にクラクラしてくる。


優弥は昨日の今日で…普通そう…


じゃあ私が意識してるだけ?!



そんなことを考えていたらお目当ての公園に着いた。


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