欠片になった彼と、彼女の記憶

彼の、彼女

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「ってわけなんだけど、2人ともどう思う？！」



あれから数週間、変だと言われた自己紹介のおかげなのか友達もでき今は授業の合間にその友達たちに入学式後の出来事を相談していた。


まず口を開いたのは


「う～ん…茂呂君の言う事はよく分からないけど夢乃ちゃんは覚えていないんでしょ？寝ぼけながら交わした約束だったりして」



まず、口を開いたのは志麻　律(シマ リツ)だった。


黒髪ボブで目はパッチリ。


見た目はしっかりものといった感じだが癒し系に近く、学部学科も同じで被る教科も多かったためお互いに声を掛け合い打ち解けていき今では行動も共にするようになった。