欠片になった彼と、彼女の記憶
第2章 告白
素敵な人
4月下旬になり、私と優弥はてつ先輩のいる写真サークルに入部していた。
「やっぱり入部してくれたんだな!」
今日の講義が全て終わり、2人でサークルの部長に入部届を出して校門の方へと歩いていると、途中でてつ先輩に会い今に至る。
「やっぱり写真撮るの好きだし、先輩もいるから入りやすくて!」
「よろしくお願いします」
そう2人で挨拶するとてつ先輩は思い出したように
「そういえばもうすぐゴールデンウィークだけどその中の休日は2人とも何か予定はあるか?」
「私は今のところ特に予定は入ってないですよ」
「俺も。何かあるんすか?」
「ああ!ゴールデンウィーク中にある休日で毎年サークルの合宿があるんだ!まあ新しいサークル仲間を歓迎する内容なんだけど」