欠片になった彼と、彼女の記憶



♪~♪~♪



「夢乃ちゃん携帯鳴ってるよ!」



「ほんとだ、誰だろ~」


携帯をカバンの中から取り出し内容を確認する。



********

具合悪くなったりしてないか?


優弥

********



優弥からだ…


昼間のこと心配してくれてるのかな。


男子部屋と女子部屋はお互い反対方向に部屋が振り分けられていたので、メールで確認してくれているようだ。



「茂呂君って本当夢乃ちゃんのことが心配なんだね~!いいなぁ!幼なじみがいたらこんな感じなのかな~。」



「まぁ過保護すぎるのかも…?」



あの事故以来結構メールも来るしなぁ。大丈夫なのに心配性なのかも


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